「クリュウって、他の妖精とか精霊とか…見れないのよね?」
「うん、そうだけど」
「それって何かの魔法かなにかでもかけられてるの?」
「あ、それはね」
クリュウは小さな左手を差し出してみせた。
「手首に腕輪がはまってるでしょ、この腕輪が作用してるんだ。だから300年後に取れるんだけどね」
「………」
「……どうしたの?」
「…ねえ、クリュウ」
「うん?」

「…その腕…切断すれば他の妖精とか見えるんじゃないの?」



「…………」



「はーいレッツチャレンジ! スイー、剣貸してー!」
「ギャァァァァアアアアアーーーー!!!」

完。