■こちらには物語の上ではほとんど関係のないことを載せています。興味のある方のみどうぞ。
聖書について
この世界で出回っている聖書は1429年現在一つだけ。聖典エリシュと呼ばれる。
これはミラースが始まった時に聖母フィアラが神の啓示により綴ったとされる。
前半と後半に分かれていて、『精霊の章』と『黄昏の章』で成り立つ。
精霊の章にはこの世界を創造したとされる女神、精霊神の奇跡や言葉、予言や神界についての記述、天地創造が記され、黄昏の章にはこの世界に人々を導き出したとされるカルスについての記述がされている。
カルス
今、ミラースの多くの学者がこの『カルス』について調べているが、決定的な事実は分かっていない。
『カルス』は人々を滅びそうになっていた世界からこのミラースへと導いた『何か』として伝わっている。
聖書の記述から有力な説となっているのが『人説』か『神説』であり、ある学者は古代人の作った『機械』と推測し、またある学者は古代人の空想から生まれたもので、実際には存在していなかったという。
ミラースにはミラース暦が始まる前までの事に関する記述は聖書しかない。
また聖書に、カルスはガーネットのピアスをつけていたという記述があることから、ガーネットピアスは『再生と幸福の象徴』とされミラースの人々に愛されている。
聖母フィアラ
精霊神に最も近い人間としてミラースの初期に崇められた女性で人々に世界への畏敬と愛を説いて回り、世界の至るところに教会を作った。
黒髪に紺色の慈悲深い瞳、そして穏やかな表情を持つ聖母として、世界中の教会に彼女の壁画や銅像がある。
カルスとの関わりは不明。一説ではカルスの母ともいわれ、またはカルスの妻ともされる。
大神とミラース
聖書によれば大神は、神界の片隅にある聖樹の根元にあった巨大な世界が神の力でも制御できないと知り、その世界を8つに叩き割ったとされる。
切り分けられた世界は8つ、それぞれ大神に仕える神々に託された。
そしてその中でも最も大きく不安定な力を放つ8番目の黄昏の世界、後にミラースと呼ばれる世界を大神は精霊の女神に託したとされる。
ミラースが不安定な理由は、8つにわかれた世界の中でミラースが聖樹を含んでいたからといわれる。
聖樹は眠りながらミラースに古代から根付いていたが、聖書によれば英雄カルスがその力を封印する為にそれを6つの枝に分け、聖母フィアラが各地の巡礼と共に世界中に封印したという。
しかしミラース1429年現在、どの聖樹の枝も発見されていていない。
精霊神
この世界の守護神として全知全能の大神に命じられ、ミラースに降り立った女神。
『強き』と『儚き』を司る。
一部の地域の者にはかなり厚く信仰されているが、一般の人々は週に一度の礼拝に来るだけである。
天地創造について
聖書によれば大神によってこのミラースを任された女神・精霊神はこの世界に降り立つと、白で埋め尽くされた中から『白光』と『白闇』を作り、天地創造を命じられたとされる。
そこから光と闇によって世界に色がつくられ、この世界が出来た。
しかしその後、どのくらい経ってから『カルス』が人々をこの地に導き出したのかは分かっていない。
ミラースが始まる前の世界
人々は異世界に住んでいて、カルスによって転送されミラースに移り住んだという説が有力。
ミラースが始まる前の世界では植物や動物、あらゆる物が凶暴化し、世界は滅びの一途をたどっていたという。
しかしミラースには謎の古代遺跡がいくつも発見されていることから、元々人々はこの地にずっと住んでいたと説く学者もいる。
文明について
魔法は前の記述の通り、きちんと学ぶことの出来た貴族が使うもので、この時代はあまり普及していない。
普及したのは剣術や体術など。この頃から武具はかなりのものが出回っていた。
得に世界一の工業都市と呼ばれるマリンバという町の地下では巨大な地下都市が広がっていて、そこから古代の知恵を得て人々は武具の改良を進めている。
ウッドカーツ家について
今から約300年前までのミラースでは、戦乱が続いていた。
そして最後、世界に貴族と平民の2つに分けた至上最も巨大な戦争、紅の戦が勃発。
その時に貴族軍を指揮したのがウッドカーツ家の初代党首、ジルム・ウッドカーツだった。
3年に渡って戦争は繰り広げられ、ついにウッドカーツ家が平民軍を破り勝利を収めた。
平民を指揮したプリエル・ボロウドゥールは捕らえられ、魔女としてウッドカーツ家により火刑にされる。
それから今までは歴代ウッドカーツ家が世界の政治を行っている。
妻として嫁いだ者も含め、ウッドカーツ家の者は全て魔法によって瞳を血のように紅く染められる習慣がある。
地図(灰色の線は大きな山脈)

○コープフィード大陸
北の最果てに位置する大陸。厳しい寒さと氷に閉ざされた、最も住みにくい大陸である。
しかしそんな場所にも人々は根付き、しっかりと暮らしていた。
ミラース500年代頃、この大陸にいた二つの民族が住み場所を巡って争い、負けた者達は大陸を追われ南のディスリエ大陸へと渡った。
この地方の者の特徴は髪が黒いことで、コープフィード出身の者はもちろん、かつての争いに負けてディスリエ大陸の北の地域に移り住んだものの子孫もまた黒髪を持つ。
皮肉なことに、コープフィードよりもディスリエ大陸の方が気候も良かった為、実際に負けた方が文明を発展させる結果になっている。
○ディスリエ大陸
北の地方は湖が多く自然が美しい。唯、山が多いために町と町が分断されてしまって大陸の中での貿易が厳しくなっている。
南の地方は熱帯雨林が広がり、人々は海岸沿いに町を作って暮らしている。また、山の奥深くには世界的にも有名な古代遺跡ナチャルアがある。戦乱が比較的少ない地域だったので人々も温和で人懐こい。また、中部には武術の都ドトラがあることも有名。
○フローリエム大陸
イザナンフィ大陸と並んで魚が飛び跳ねている形に見えることから、『魚の心』とも呼ばれる。
世界を征服しているウッドカーツ家の本家がある聖都リザンドが位置する大陸。全般的に草原が広がる大陸で、起伏が少ない。ウッドカーツ家の本家があるために、世界の中心として動いている。
文明もかなり発達しており、得に聖都リザンドの近くにある工業都市マリンバは地下に巨大な古代都市が埋もれていてそこから古代の文明を発掘している。今も沢山の機工士がその遺跡を発掘し続けている。
また南には紅の戦争の終結地である大平野リ・ルーが広がっており、旅人達の難所として知られている。
○イザナンフィ大陸
フローリエム大陸と並んで魚が飛び跳ねている形に見えることから、『魚の尻尾』とも呼ばれる。
森に覆われた大陸で、古くから自然と共存する人々が住んでいる。得に内陸では小さな村が森のあちらこちらに点在し、それぞれ独特の風習やしきたりを持って暮らしている。よって様々な民族がいるが、それらは交わり続けてごっちゃになっているので、実際にどれだけの民族や村があるのかは不明。
東に位置する港町、自由都市カラノアは大陸の中で一番活気のある町として知られている。しかしその反面、西北の方ではウッドカーツ家による開発が進んでいて、森が次々と減っている。人々はそんな姿に不安を隠せない。
○キヨツィナ大陸
北の方は乾燥していて温暖で住みやすいが故に昔から戦争が絶えず続き、治安も悪い。しかし人口は聖都リザンドをもしのぐほど。文明も発達していて、かなりの数の兵器がこの地で発明されたといわれる。
南の方は緑もなく砂漠が多い。人口も少なく、そこに住むのは数少ない原住民のみである。また、その奥地にはドラグナーという空竜を操る民族が隠れて住んでいるという噂があるが…、真相ははっきりしていない。
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